お盆が終わり、秋風をいただき、少しホッとする時節となりました。
おかげ様で多くの方々のご支援により、宗務所行政における執務と宗務所事業の今年度上半期行事を勤め上げることが出来ました。心より御礼申し上げます。
四月三日所会にて令和六年度事業などが審議、承認され、そのことを受けて各種団体の会議が開催され事業への取り組みが始まりました。宗務所ホームページにても、行事案内、行事報告を発信しておりますので、是非アクセスいただき情報共有願えれば幸いであります。
「能登半島地震」に被災されました皆様にはお見舞い申し上げ、引き続き宗務所にても各会合にて義援金活動を行い、地元新潟はもとより能登半島の被災地域への支援をさせていただきますので、多くの皆様にもご協力をお願い申し上げます。
また本年大本山總持寺開山太祖瑩山紹瑾禅師七〇〇回大遠忌正当の年、その記念事業の一つとして第四宗務所テレホン(WEB)法話「和尚さんの言の葉」を四月一日より開設をいたしました。電話(テレホン)或いは宗務所ホームページ(WEB)より多くのアクセスをいただいておりますことに感謝申し上げ、これよりも法話をする側も聴く側も皆で育ってまいり、息の長い継続事業となることを願っております。
上半期一つ一つの事業に関しては、宗務所ホームページにてご報告させていただいており、また年一回十二月発行の宗務所所報をホームページよりもご覧いただけます。
そして、今年度下半期事業の「宗務所梅花流奉詠大会」と「檀信徒総括研修会」に、「授戒」を取り入れ、太祖様への報恩行としてのお勤めをいたします。このことは、太祖様が初住職地 城満寺様で授戒会を敷衍し、宗門の授戒会の基盤を作られたことによるものでございます。大勢の方々のご参加をお願い申し上げます。
「佐渡金山」が世界遺産登録され、「コメ王国新潟」は主力品種のコシヒカリが等級、作況ともに昨年よりは良いと言われております。歴史と文化、自然と観光資源の豊かさをこれからも守り育て、誇りある新潟を宗教とともに紡いでまいりましょう。
これよりも宗務所に対しまして、ご理解ご支援賜りますようお願い申し上げます。 合掌
令和六年九月吉日
宗務所所長 阿部 正機 合掌