令和8年9月7日(月)、新潟市江南区の大榮寺様を会場に「令和8年度 寺族研修会」を開催いたしました。
今年度は第四宗務所の統一研修テーマである『持続可能な寺院と檀信徒のあり方』に基づき、本庁派遣講師をはじめ各分野の専門家をお招きした充実の研鑽の一日となりました。
■ 坐禅・開講式
午前9時30分より、大榮寺坐禅堂にて坐禅および開講式が執り行われました。
所長挨拶、オリエンテーションを経て、静寂のなかで呼吸と心を調え、研修への集中を高めました。
■ 講義Ⅰ:「天童如浄禅師の伝記と教え」
講 師:曹洞宗宗務庁 派遣講師・福島県昌建寺住職 秋 央文 老師


午前の講義では、道元禅師の師である「天童如浄禅師」の伝記と教えについてご講義をいただきました。
配布されたテキストをもとに如浄禅師の生涯や禅風をわかりやすく紐解いていただき、参加者は熱心にペンを走らせて深く学んでおりました。
■ 講義Ⅱ:「山あり谷ありの人生を健やかに過ごすために」
講 師:上智大学グリーフケア研究所 名誉所長 高木 慶子 先生

昼食をはさみ、午後の講義では高木慶子先生をお迎えいたしました。37年間にわたりターミナルケア・グリーフケアに携わってこられた豊富なご経験から、困難に直面した際の心の保ち方や健やかに生きる智慧を温かく力強くご教示いただき、寺族として檀信徒の皆様の苦悩にどう寄り添うべきかを深く考えさせられる講義となりました。
■ 講義Ⅲ:「檀信徒と縁を結ぶ、話の聴き方」
講 師:広島県普門寺住職・公認心理師・臨床心理士 吉村 昇洋 老師


続いて、臨床心理士としても幅広くご活躍されている吉村昇洋老師にご講義いただきました。寺族が日頃から檀信徒の方々と接する際の実践的なコミュニケーションや「傾聴」の姿勢について、心理学の知見から具体的にお話しいただき、現場ですぐに活かせる実践的な学びとなりました。
■ 人権学習・閉講式

講義終了後は法堂へと移動し、人権学習として「曹洞宗被差別戒名物故者法要」が厳修されました。
み仏の平等の教えのもと、尊厳と人権について参加者全員で祈りを捧げました。法要後に記念撮影を行い、本研修会は無事円成となりました。
最後に、快く会場をお引き受けくださった大榮寺様、心に響くご講義を賜りました講師の皆様、そしてご参加いただいた管内寺族の皆様に心より御礼申し上げます。
