平素より宗務所に対しまして特段のご支援を賜り、心より深謝申し上げます。
四年任期の宗務所も折り返しを迎えました。ここまでの二年間の経験値を活かし、これより先の景色を皆さまと楽しみたく、残された二年間を精一杯お勤めさせていただきます。
昨年元日に発災いたしました能登半島地震から一年が経過いたしました。復旧復興は名ばかりであり、早く穏やかな日常が取り戻せるよう、引き続き様々な形で支援を継続してまいります。
過日、四月九日宗務所所会を開催し、令和六年度事業報告・決算、令和七年度事業計画・予算が承認され、令和七年度事業をスタートさせていただきました。
寺院を取り巻く環境も激しく変化しており、宗教感の変容、継承者不在、仏事の簡略など、お寺の存在そのものにも危機感を抱くものであります。そこで本年度は、「持続可能な寺院と檀信徒の在り方」を宗務所テーマとし、定例の宗務事業に取り組んでまいります。
また、準備を進めてまいりました「宗務所寺族会」におきましては、十一月に結成総会を開催し、令和八年四月一日より規約を施行、運用したく存じます。
十月には「曹洞宗婦人会北信越管区研修会」を当番宗務所としてお迎えし、「ご縁に生かされて~良寛さんの言の葉~」をテーマに開催いたします。
他の各事業については、この宗務所ホームページにて発信しております。
皆さまには、各事業などにどうぞご参加いただき、ご支援賜りますことをお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
令和七年四月吉日
宗務所所長 阿部 正機 合掌
所長挨拶
